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【水溶液の種類と性質】中学理科のポイントまとめ!

かず先生
かず先生

水溶液の種類と性質についてまとめておくよ!

ってことで、今回の記事では中学理科で学習する水溶液の種類と性質についてやっていきましょう。

ゆい
ゆい

そもそも、水溶液ってなんだっけ??

っていうような基礎の知識から確認していきましょう。

水溶液の性質

とかす物質のことを溶質、とかしている液体を溶媒。

物質を液体にとかした液全体のことを溶液といいます。

 

特に、とかすために使った液体が水であるとき、その溶液のことを水溶液といいます。

まぁ、簡単に言えば

水でとかしてできあがったもの、それが水溶液です。

 

液体の中に、物質をとかしているわけですが、とけたからといって物質が無くなってしまったわけではありません。

このように、目に見えないくらいの小さな粒が均一に散らばっている状態になっています。

粒の量が変わったわけではありませんので、とかす前ととかした後では体積、質量に変化はありません。

 

そして、水溶液には次のような性質があります。

水溶液の性質① 透明である

水溶液は、色がついたものもありますが透明な状態になっています。

逆に言えば、透明でなければ水溶液ではないってことだね。牛乳とか味噌汁とか!

 

水溶液の性質② どの部分も同じ濃さ

水溶液では、溶質の粒が均一に散らばっている状態です。

だから、どの部分を調べてみても同じ濃さになっています。

 

水溶液の性質③ 放置しても下のほうが濃くならない

水溶液は、長時間放置しても下のほうが濃くなったり、粒が下のほうに溜まったりすることはありません。

常に均一な状態を保ちます。

 

以上、3つのことを水溶液の性質として覚えておきましょう。

水溶液の性質

  1. 透明である
  2. どの部分も同じ濃さ
  3. 放置しても下のほうが濃くならない

また、一般的に固体物質を水にとかす場合

  • かき混ぜる
  • 水の温度を上げる
  • 物質を細かくくだく

などのひと手間を加えることで、はやくとかすことができます。

一方で、まったくかけ混ぜることなく放置していたとしても、時間をかけて同じ状態になっていきます。

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水溶液の種類

では、次に水溶液の種類について確認しておきましょう。

水溶液には、次の3種類があります。

  • 固体をとかしたもの
  • 液体をとかしたもの
  • 気体をとかしたもの

それぞれにはどんなものがあるのか見ていこう!

水溶液の種類【固体をとかしたもの】

水溶液 溶質(とかした固体) 液性
ホウ酸水 ホウ酸 酸性
砂糖水 砂糖 中性
塩化ナトリウム水溶液 食塩(塩化ナトリウム) 中性
石灰水 水酸化カルシウム アルカリ性
水酸化ナトリウム水溶液 水酸化ナトリウム アルカリ性

溶質の名前がそのまま使われている水溶液が多いですね。

ただし、食塩をとかした場合には塩化ナトリウム水溶液というので覚えておきましょう。

 

また、石灰水は二酸化炭素がとけこむと白く濁る性質があります。

中学理科の実験においては、たびたび出てくることになるので特徴も合わせて頭に入れておきましょう。

水溶液の種類【液体をとかしたもの】

水溶液 溶質(とかした液体) 液性
うすい硫酸 硫酸 酸性
うすい酢酸 酢酸 酸性
過酸化水素水 過酸化水素水 弱い酸性

過酸化水素水は、酸素の発生で出てきたよね。

>【気体の性質】表で集め方、特徴をまとめておこう!

合わせて覚えておこう!

水溶液の種類【気体をとかしたもの】

水溶液 溶質(とかした気体) 液性
塩酸 塩化水素 酸性
炭酸水 二酸化炭素 酸性
アンモニア水 アンモニア アルカリ性

 

固体物質は、水温が高いほうがとけやすいです。

だけど、気体は逆で水温が低いほうがとけやすくなります。

 

これは炭酸水をイメージするといいですね。

炭酸水ってぬるくなると、炭酸がぬけていっちゃいますよね。

水溶液の性質【覚えておきたいポイント】

いろいろな水溶液について紹介しましたが、それらの中からテストに出やすい性質についてまとめておきます。

刺激臭のある水溶液

  • アンモニア水
  • うすい塩酸

金属と反応する水溶液

  • うすい塩酸は金属と反応し水素を発生させる

炎色反応

  • 食塩水 ⇒ 黄色
  • 石灰水 ⇒ オレンジ色

加熱したとき残った固体の色

  • 食塩水、石灰水 ⇒ 白
  • 砂糖水 ⇒ 黒

また、水溶液の液性を調べるとき、リトマス紙を使うことになります。

リトマス紙の色の変化から何性になるかを判断できるようにしておきましょう。

リトマス紙の色の変化

酸性 ⇒ リトマス紙が青から赤色に変化

アルカリ性 ⇒ リトマス紙が赤から青色に変化

水溶液の種類、性質【まとめ】

かず先生
かず先生

では、最後に水溶液の性質と種類についてまとめておきましょう!

水溶液の性質

溶媒が水である溶液を水溶液という。

簡単にいえば、水でとかしてできたものが水溶液。

水溶液には次の3つの性質がある。

  1. 透明である
  2. どの部分も同じ濃さ
  3. 放置しても下のほうが濃くならない

固体をとかした水溶液

水溶液 溶質(とかした固体) 液性
ホウ酸水 ホウ酸 酸性
砂糖水 砂糖 中性
塩化ナトリウム水溶液 食塩(塩化ナトリウム) 中性
石灰水 水酸化カルシウム アルカリ性
水酸化ナトリウム水溶液 水酸化ナトリウム アルカリ性

 

液体をとかした水溶液

水溶液 溶質(とかした液体) 液性
うすい硫酸 硫酸 酸性
うすい酢酸 酢酸 酸性
過酸化水素水 過酸化水素水 弱い酸性

 

気体をとかした水溶液

水溶液 溶質(とかした気体) 液性
塩酸 塩化水素 酸性
炭酸水 二酸化炭素 酸性
アンモニア水 アンモニア アルカリ性

 

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