ろ過の実験って、注意点がたくさんあるよね。
ちゃんと全部わかるかな?
(そもそも、ろ過ってなんだっけ…)
ってことで、今回の記事では「ろ過の実験」についての注意点や手順についてまとめていきます。
ここの単元は、中学理科のテストにすっごく出やすいところだから、図を見ながら知識を整理していこう。
ろ過って何??
ろ過というのは、ろ紙などを使って液体と、液体にとけていない固体を分ける方法のことをいいます。
ろ紙には、小さな穴があいていて、その穴よりも大きなものはろ紙の上に残ります。
簡単なイメージ図は次のような感じ!
だから、液体と固体を分けることができるってわけだね。
この作業をろ過といいます。
ただし!
ろ過をするためには、いろいろと注意しなきゃいけないことがある!
次の章では、ろ過の手順や注意点について見ておこう。
ろ過の実験【手順と注意点】
【手順①】ろ紙をセットする
まずは、ろ紙をセットします。
ろ紙は初め丸い状態になっているので、これを折り曲げて円錐状の形にします。
そして、ろうとと呼ばれる器具にセットします。
このとき、ろ紙を水で濡らすことでろうとと密着させましょう。
ろ紙を折り曲げたら、水をつけて密着させる。
水をつけないと上手くセットできないから注意だね!
【手順②】ろうとの足のとがった方をビーカーの壁につける
ろ紙、ろうとのセットが完了したら、ろうと台を使ってセッティングを進めていきます。
液体が飛び散ってしまうことを防ぐため、ろうとの足のとがった方をビーカーにつけるよ!
理科では、危険な薬品も扱うことがあるから実験において、液体が飛び散ってしまう危険性はなるべく少なくしていく必要があるよね!
【手順③】ガラス棒を使って注ぐ
ろ過実験のセッティングが完了したら、混合液をろ紙に注いでいきます。
ここでも注意点があります。
液を注ぐときには、ガラス棒を伝わせるようにします。
液はこぼれてしまわないように、8分目までになるよう気を付けてくださいね。
ガラス棒を使うことで、液が飛び散ることを防ぎます。
それに、そのまま注いでしまうと誤って入れすぎてしまい溢れてしまう可能性もあるから危険だね。
ガラス棒を使って、ゆっくり慎重に注いでいきましょう。
また、ガラス棒はろ紙が重なっている厚い部分に当てるようにしましょう。
ろ紙が薄い部分に注ぎ続けると、ろ紙が破れてしまって正しい実験ができなくなるかもしれません。
そういうことを考慮して、ガラス棒はろ紙の厚い部分にあてて液を注ぐようにしましょう。
ガラス棒を使って、混合液を注ぐようにしましょう。
このとき、ガラス棒はろ紙の厚い部分に当てるようにし、液が溢れてしまわないよう、入れる量はろ紙の8分目までになるよう注意してください。
以上が、ろ過の手順と注意点でした!
ろ過の実験【まとめ】
ろ過の実験では注意点がたくさんあったね
これらは、どれもテストに出やすいところだからしっかりと覚えておこう!
OK!
液が飛び散らないようにするために、いろいろと注意しないといけないってことだね!
- ろ紙をろうとにセットするときは、水をつけて密着させるようにする
- ろうとの足はとがった方をビーカーの壁につける
- 混合液を注ぐときには、飛び散りを防ぐためガラス棒を伝わせるように注ぐ
- ガラス棒は、ろ紙の重なっている厚い部分に当てるようにする
- 入れる液の量は、溢れてしまわないよう8分目までになるよう気を付ける